2007年7月16日月曜日

三都めぐり

土曜日は京都・日曜日は神戸・月曜日は大阪に行ってきました。「昨日今日明日~♪」の三都巡り。この歌、今通じるんでしょうか?

ここ最近読んだ本をご紹介。

☆堀江敏幸「郊外へ」
彼の書く世界は随筆にしても小説にしても、独特の埃っぽさを感じるのが特徴。フランスの郊外ってこの本の空気感と同じ。読んでいて旅行しているような気分になる。

☆柴田元幸「死んでいるかしら」
柴田センセー大好き・・・・。柔軟でなおかつ不真面目で!翻訳された小説から、めっさスノビッシュな方を想像してたけど、全然。東大生にはどー転んでもなれないけど、センセーの授業受けたかったです。0.5%位の割合で出てくるオッサンぽい下ネタがいい・・・。

☆よしもとばなな「人生の旅をゆく」「なんくるなく、ない」
この人、日本がすごく好きなんだろうなあ・・・。一見、外国と比較して日本をボロクソに書いてる気がするけど、愛しているからこそ悪い面を書いて、ちょっとでも良くなったらいいなあと思ってるんだろなあ・・・。ニューヨークから帰ってきて「関西を絶対に離れたくない」と思ったけど、彼女の本を読んで改めてそう思った。